■実施趣旨
「ユニバーサル上映」とは、誰もが映画を楽しめるよう環境を整え、それぞれの鑑賞方法で、さまざまな人と共に映画を観ることで、より豊かな鑑賞体験を味わえる上映のことです。それは、さまざまな存在や感性が大切にされ、映画で知るさまざまな出来事や人のこころが、より細かく深く、多くの方々に感じられ、考えられていくということに通じます。
当団体は、昨年、3月8日に「こころの通訳者たち」、11月3日には「素晴らしき哉、人生!」のユニバーサル上映会を実施しました。「こころの通訳者たち」上映会では、遊学館の大ホールがほぼ満席となる291名の来場、「素晴らしき哉、人生!」上映会も175名の来場があり、盛況でした。上映会終了後に、来場者に書いていただいたアンケートには「またユニバーサル上映会をしてほしい」「このような上映がもっと世の中に広がってほしい」「障がいの有無に関係なく支え合って生きていきたい」といった血の通ったメッセージが書かれており、昨年に引き続き、ユニバーサル上映会を開催することで、一人でも多くの山形の皆さんにユニバーサル上映の意義や魅力を知ってもらい、まだまだ全国的にも知られていないユニバーサル上映というものの輪を、映画の街である山形から全国へ広げたいと考えます。
今回は、新たな試みとして、制作会社の日活株式会社から『青い山脈』の字幕制作の許可をいただくことができたため、バリアフリー日本語字幕を自分らで制作しています。当日は、本編映像の下部に字幕を映写し、耳の聴こえない方にも日活黄金期の青春喜劇映画を楽しんでもらいたいです。また、今回も、東京都北区田端にある日本で唯一のユニバーサルシアター「CINEMA Chupki TABATA」代表の平塚千穂子氏が設立したバリアフリー映画鑑賞推進団体「City Lights」にご協力をいただき、音声ガイドを聞くことができるFMラジオを用意し、目の見えない方にも、映画の楽しさを届けます。
■実施体制について
主催:山形ユニバーサル上映を届ける会
後援:山形市、山形市教育委員会
協力:山形県視覚障がい者情報センター(点字図書館)
一般社団法人山形県聴覚障害者協会
認定NPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭
バリアフリー映画鑑賞推進団体 City Lights
■日時、場所等
日時 : 令和8年6月20日(土)
12:30~13:00 開場
13:00~13:10 開演、アナウンス ※手話通訳・要約筆記付き
13:10~14:50 映画上映
15:00~15:30 ゲストトーク ※手話通訳・要約筆記付き
場所 : 山形県生涯学習センター「遊学館」2Fホール
予定入場者数 : 300人
入場料 : 前売り券1、000円、当日券1、200円
■上映作品について
作品:『青い山脈』 (1963年/96分/日本)
監督:西河克己
出演:吉永小百合、浜田光夫、高橋英樹、芦川いづみ、二谷英明
脚本:井手俊郎、西河克己
あらすじ:伝統を重んじる女子高の転校生・寺沢新子は、校風にそぐわぬ奔放な行動が原因で同級生たちの反感を買っていた。恋愛問題で男女共学校を退学になったという噂が流れていた新子のもとに、一通のラブレターが届く。彼女から同級生のいたずらだと相談を受けた教師の島崎雪子は、生徒たちから話を聞き、真相を究明。ところがこれを発端に、町全体を揺るがす騒動へと発展してゆく…。
石坂洋次郎の新聞小説を巨匠・西河克己が映画化。吉永小百合・浜田光夫・高橋英樹のフレッシュな魅力に加え、二谷英明、芦川いづみ、南田洋子の日活オールスターが花を添える青春映画の金字塔。
■ゲストについて
荒井 幸博 さん
1957年山形市生まれ。山形県立山形中央高校、東北学院大学法学部卒業。地元銀行勤務を経て、1987年から県内地域上映の仕事に携わり、1990年から映画館勤務。1989年から開催の「山形国際ドキュメンタリー映画祭」ボランティアネットワーク作りの一翼を担う。1991年公開高畑勲監督「おもひでぽろぽろ」(スタジオジブリ)山形篇コーディネーターを務める。1990年11月から山形放送ラジオ[メモリアルシネマ]で映画紹介を始めてから現在のエフエム山形[シネマアライヴ]まで35年に亘り映画を紹介。現在はそのほか、NCV「スイッチON内[あらいゆきひろ歌ひろば]、山形コミュニティ新聞「荒井幸博のシネマつれづれ」を担当。田中邦衛さん、浅丘ルリ子さん、大杉漣さん、倍賞千恵子さん、松原智恵子さんなど映画人とのトークショーやインタビューは数百人に亘る。