9月27日(土)は、「女性のひきこもり」に関する講座を開催します。(お申し込みは、コメント欄のフォームからお願いいたします)
「女性のひきこもり」を考える
〜どう理解し、支援していけばよいか〜
全国で推計146万人、山形県では約1400人とも言われる「ひきこもり」。
これまでその中心は男性だとされてきましたが、近年は女性たちのあいだでもそれが広がっている現実が指摘されるようになりました。しかし、その支援の多くはひきこもる男性たちを念頭に行われてきたため、ひきこもる女性たちについては支援が不十分となっています。
そこで、特定非営利活動法人Sisterhood(若年女性の居場所づくりにとりくむNPO)では、現在、困っている方たちに支援の存在を知ってもらい、気軽に利用してほしいとの思いから、ひきこもる女性とそのご家族を中心に、ひろく関係者や支援者、地域社会に向けたトークイベントを開催します。
●日時
2025年9月27日(土)13:30~16:30
●スケジュール
前半(13:30~15:15) 講演&パネルトーク
「ひきこもり」とはどういう状態か、「女性のひきこもり」の特徴、どんな支援が必要で、それにはどんなかまえが求められるのか等、社会学者の石川良子さんならびに山形の経験者お二人にお話を伺います。
後半(15:15~16:30) ワークショップ
当事者ご家族、女性、それ以外の方がたの3グループに分かれ、それぞれの交流と対話の時間となります。
●講師プロフィール
石川良子氏
立教大学社会学部教授。専攻は社会学・ライフストーリー研究。日本オーラル・ヒストリー学会会長。2000年から調査研究をスタートし、当事者の語りをもとに「ひきこもり」とはどのような経験なのか追求してきた。厚生労働省「ひきこもり支援ハンドブック」検討委員も務める。著書に『「ひきこもり」から考える ――〈聴く〉から始める支援論』 (ちくま新書)、『ひきこもりの〈ゴール〉』(青弓社ライブラリー)、共編著に『ライフストーリー研究に何ができるか』(新曜社)、共著に『「ひきこもり」の30年を振り返る』(岩波ブックレット)、『ひきこもりと家族の社会学』(世界思想社)など。
●会場
遊学館3階 第1研修室(山形市緑町1-2-36)
●対象
どなたでも(参加無料、定員50名)
※女性・男性どちらの方も対象としています。
●お問い合わせ
特定非営利活動法人Sisterhood
担当:滝口克典
takiguchika@gmail.com
※本事業は、特定非営利活動法人Sisterhoodが「令和6年度(補正予算) 独立行政法人福祉医療機構 社会福祉振興助成事業」により実施しているものです。